昭和40年前後にハーフカメラの全盛期は来ました。なにしろフィルムの画面が半分ですから、一般的35mmサイズの二倍の写真が撮れるのです。フィルムが高価な時代に受け入れられたわけです。36枚撮りで72枚写せるのです。人によっては、一本のフィルムに四季の写真が入っていることもありました。被写界深度が深いので、ピントは合いやすく手軽なカメラです。オリンパスペンSなどの手動式と、オリンパスペンEEのように、セレンを使った露出オート露出機の二機種に大きく分かれます。スプリング式自動巻きのリコーオートハーフ等のユニークな機種もあります。価格は比較的安く、求めやすい機種でもありました。まずはご覧ください。 |
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昭和40年以前でしょうか?子供向けにチープなカメラが多く作られました。ほとんどがボルタ版というフィルムを使います。銀座のレモン社にフィルムがありましたが、今もあるのでしょうか?ボルタフィルムの裏紙に、パトローネから取り出したフィルムを、ダークボックスの中で取り付けて写すこともできます。何度か試しましたが、実際よく撮れていました。何しろほとんどのカメラのレンズは、一枚の凸レンズだけですから、シャープな写真は追及できませんが、味のある写真撮れます。しかし、いくらチープなカメラといっても、私を含め一般の子供は持っていませんでした。プジペットというカメラは、よく雑誌の懸賞で、一等賞の商品になっていました。 |
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輸出専用のカメラもあります。ここにあるオリンパスRD等はその例です。オークションで深夜のバトルとなってしまい、40,000円以上の高い入札をしてしまいました。さすがに素晴らしい写りでした。ミノルタハイマチック 7SUも同様のカメラです。オリンパスは多くの種類を発売しています。今は無き製造メーカーのカメラもあります。 |
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古いカメラが数台あります。ライカは私の晩年の小遣いに、一役かってくれると思っていたのに残念でなりません。まだ彼方此方にカメラがありますので、順次ご紹介します。 |
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作品を撮るのに一番適したカメラは、一眼レフかと思っています。一般には35mm版の一眼レフカメラになってしまうのですが、大型カメラでなくても十分な性能です。昭和50年頃から、小型軽量の一眼レフが登場して人気を博しました。アサヒペンタックスとオリンパスが双璧だったような気がします。 一時期、カセット式のフィルムとして、ワンテン(110)フィルムが作られました。このフィルムを使う、カメラが多く製造されました。高級機種からトイカメラのようなものまで、相当な種類かと思います。フィルムは現在は製造されておらず、全くの出番なしといったところです。写る大きさはハーフ版より小さいものでした。此処にはありませんが、コダックポケットカメラが有名でした。 |
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