夢経さんの家



   

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ハーフカメラ館




オリンパスペン S         
昭和35年発売    8,800円
 昭和40年に、父が質流れ品を買ってきました。絞り・シャッター・距離を自分で考えてあわせます。周りの人たちが持っていた、EEカメラが羨ましかった。しかし写りはこのカメラのほうが良いのです。フィルムはカメラ下のふたを外して入れます。(裏蓋ではありません)





オリンパスペン EES    
昭和37年発売   11,800円
 EEカメラですが、距離はゾーンフォーカスになっていて、自分で合わせます。固定焦点のレンズより良く写ります。このカメラはセレンが生きていて、暗すぎると赤いベロような物が出てシャッターが切れません。写し間違えはないのですが、つまらない気がします。





オリンパスペン D     
昭和37年発売   13,800円
 オリンパスペンの中でも、デラックスを意味するDという名のカメラです。なかなか良い写りです。F1.9の高性能大口径レンズ、高速1/500秒シャッター、LV値直読式内蔵露出計が付いています。





リコーオートハーフ    
昭和37年発売   12,000円
 発売以来、様々なバージョンで18年間も発売されていたようです。下部にある大きなつまみでゼンマイを巻き、ワインダーとしてフィルムを送ります。EEで固定焦点なので、ただシャッターを押すだけで写せます。暗すぎるとシャッターがロックされて誤写を防ぎます。今でいう機械式バカチョンカメラです。この技術が素晴らしい!





フジカ Mini       
昭和39年発売    9,600円
 女性をターゲットにしたとのことで、とにかく小柄でお洒落なカメラです。レンズの前に薄紫のコーティングフィルターが付いています。セレンによるEE露出です。オークション等で、セレンの生きている可動品が一万円以下ならお勧めです。購入して写してみてください。周囲から注目の的ですよ。写りはそこそこですが、当時としてはgoodです。





ペトリハーフ   
昭和35年発売    6,800円
 結構人気機種で値段も高く、なかなか手に入りませんでした。独特のトリガー巻き上げが付いています。写真のレンズ左下がそれです。レストア済で三か月の保障が付いていました。快調にシャッターが切れています。全てマニュアルで写します。残念なことに、このカメラメーカーは現在ありません。





ペトリ7 ハーフ   
昭和37年発売    9,800円
 ペトリハーフをプログラムシャッター式にして発売されました。あまり台数がないようです。フィルム巻取りは下部に大きなダイアルが付いています。





コニカ eye
昭和42年発売   14,500円
 コニカ自慢のヘキサノンレンズF1.9の明るいレズが付いています。AUTO撮影では、セレン露出計によるEE。マニュアル撮影には、シャッター速度が1/30秒に固定されて、絞りは任意に選べます。ハーフにしてはやや大きめのサイズです。価格が高い分、写りは良いです。





フジカ ハーフ
昭和38年発売   14,900円
 フジノンの3群5枚の28mmレンズと基本はプログラムEEですが、マニュアル撮影も可能です。シャタースピードにはBもあり、セルフタイマーもついています。大きさは小さいとは言えません。フィルムカウンターはカメラ底部にあります。





ミノルタ レポ
昭和38年発売    9,800円
 ハーフサイズカメラとしてはかなりの後発です。発売後にハーフサイズカメラは下火になったので、出回った数は少なく、希少なカメラです。精密感はありませんが、ボディは小さくまとまっています。





ヤシカ  Mimy 
昭和39年発売    8,800円
 小さく軽く高性能、ヤシカミミーは美しいデザイン・機能を備えた35ミリハーフサイズの小型EEカメラです。「ポケットやハンドバッグに入れて気軽に持ち歩けるミミーは、どなたにも愛される失敗のないカメラです」が、発売時の宣伝文句です。小型で確かに可愛い希少品です。





キャノン Deni EE17
昭和41年発売   15,800円
 デミは、"半分"を意味するフランス語とのこと。デミシリーズの最高級機です。レンズはf1.7と明るく、Cds露出計タイプで、露出補正まで付いています。セルフタイマーもあります。しかし、ハーフとしては大きめのカメラです。写りは相当よいです。





リコー キャディー 
昭和36年発売   10,800円
 リコーといえばオートハーフが有名で、このキャディーという機種は聞いたこともありませんでした。ピントは目測で合わせ、シャッタースピード、絞り共に独立した完全マニュアル機です。数もあまり無いようです。





コニカ レコーダー 
昭和59年発売   26,300円
 ハーフサイズ判の自動巻き自動焦点カメラで、当時の愛称は「ニューコニカ」です。通産省選定グットデザイン賞を受賞しました。フィルムを縦に送る技で、構図を35mmカメラと同じ横位置にしました。ハーフカメラの晩年を飾るカメラです。





フジカ TWING TW3 
昭和60年発売   39,800
 広角と望遠を切り替え式にした横長画面のハーフサイズカメラです。自動巻き上げで、バッテリーがなくなったらメーカーに送って交換するというスタイルだったようです。表面の円形レンズカバーをWIDE側に回すと、WIDEレンズが現れるます。同時にファインダー内では、広角用の凸レンズが挿入されて、ちゃんと32ミリの画角で見ることができます。